私の住むタイは、世界の中でもコロナウィルスの封じ込めに比較的成功している国だったのですが、年末に第二波が発生。今年に入り国内移動の制限や、バー・パブの営業とレストランでの飲酒が禁止されるなど、緊張感のある日々が続いています。
タイでは日本では考えられないほどスピーディーに、厳しいロックダウン政策が取られるため、昨年のロックダウン時にはお店やサービスが閉鎖されて困ることがいろいろとありました。
今回は、このコロナ禍をきっかけに私がやめたこと、実際にやめてみて、生活はどう変化したかを紹介していきたいと思います。
1.ネイルサロン通いをやめる
バンコクではネイルの施術料金が日本の1/3〜半額くらいの価格のため、定期的にネイルサロンに通っていました。
ところが、昨年の第一波発生によるロックダウンで、政府による非常事態宣言発令後、翌日にはほとんどの業種のお店が営業停止に。ネイルサロンにも数ヶ月行けなくなってしまいました。手元にジェルネイルをオフできる物もなく、しばらくはテンションの下がる爪の状態で過ごすことになり地味に困りました…。
これをきっかけに、セルフネイルのアイテムを揃えて自分でできるワンカラーのシンプルなネイルを楽しむことにしました。特に「NAILS INC(ネイルズ インク)」のポリッシュは乾きが速くて持ちがよく、幅広で先端がラウンドしたハケがとても塗りやすいので、少しずつ集めています。
コロナが流行してからは、一日に何度も除菌ジェルを使ったり、手を洗う機会が増えたのでネイルも自分のタイミングですぐにオフできる状況にしておく方が気分的にもラク。時間とお金の節約にもなり、自分にとってはサロン通いは結果的にやめて良かったなと思っています。
2.ヘアカラーをやめる
先述のネイルサロンと被る点はあるのですが、コロナ禍で変化してきたのが美容についての考え方。今まで20年以上も美容院に行くと必ずヘアカラーをしていたのですが、昨年のロックダウンをきっかけにヘアカラーの習慣をやめてみました。
というのも、40代になって徐々に自分のファッションやメイクもシンプルで年相応のものを好むようになり、カラーリングも地毛とほとんど変わらないダークトーンにしていたので「あれ?これもはや染めなくてもいいのでは…」と思ったのがきっかけでした。
コロナをきっかけにもう1年近くカラーをしていませんが、カットさえこまめにしていれば見た目の印象はさほど変わらないのが自分でも驚きでした。白髪も気にならないわけではないですが、気付いたらカットすればOKくらいのレベルなのでカラーリングしていた時と正直あまり変わりません。
ダークヘアでもおしゃれに見えるヘアアレンジはたくさんあるので、しばらくは地毛のナチュラルな色を楽しみたいと思っています。
3.セール品の衝動買いをやめる
タイに来て驚いたのが、セールの実施回数とプロモーションの量です。オンラインマーケティングが盛んなタイでは、毎日LINEやFacebook、アプリのプッシュ通知でお得なプロモーションの情報が送られてきます。
割引率が大きいと、ついグラッと心が揺れてショッピングサイトをくまなく見てしまったり、焦ってバウチャーを購入してしまうことが何度もありました。
でも「その買い物は本当に必要だったのか?」「定価でもその商品やサービスに納得してお金を支払ったのか?」ー。コロナ禍で自宅で過ごす時間が増えるうちに、自宅に増えすぎた「そんなに必要じゃなかったもの」の存在が気になってきました。
すっきりと小さな暮らしにシフトしていくためにも、
「今、必要なもの以外は買わない」
「定価でも欲しいと思える物だけ、よく吟味して買う」
というルールを決めました。その結果、自分の場合はほとんどの買い物が衝動的だったことに気づき、昨年に比べてかなり支出を抑えることができています。ゲーム的に「買わないチャレンジ」をしてみるのもいいかもしれませんね。
まとめ
今回は、私がコロナ禍をきっかけにやめたことについて紹介しました。不安定な時代には、外部のサービスや商品への依存度を減らし、自分でできることを増やしていくことも必要だなと感じています。
もし、生活や習慣を少し見直したいな、と思っている方がいたら、こんな意見もあるよという参考にしていただけるとうれしいです。